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第1回:授業の概要、人間の感覚とマルチメディア処理 |
授業の概要
主題および達成目標:マルチメディアを活用した表現・処理に関する知識ならびに技術を習得することを目標とする。文書、音声、画像、映像などをディジタルデータとして表現する方法と、それらの基本的な処理技術を扱う。
回 | 内容 | 担当 |
1 | 人間の感覚とマルチメディア処理、授業の概要説明 | 高木 |
2 | 文字・テキストの表現と処理 | |
3 | 音声のディジタル表現と処理 | |
4 | 画像・映像のディジタル表現 | |
5 | マルチメディアデータの符号化とファイル形式 | |
6 | 2次元図形の表現と描画 | |
7 | 画像処理(1)画素ごとの濃淡変換 | |
8 | 画像処理(2)空間フィルタリング | |
9 | カメラと写真撮影 | 児玉 |
10 | 3次元コンピュータグラフィックス(1)形状表現と透視投影 | |
11 | 3次元コンピュータグラフィックス(2)照明効果とシェーディング | |
12 | アニメーションと映像制作 | |
13 | シミュレーションと可視化 | |
14 | グラフィックパイプラインとシェーダ | |
15 | マルチメディアの応用例 |
- 授業時間外の学習(予習復習等)
- パソコンを用いたマルチメディア処理の演習課題が出されるので、期限までに提出すること。
- 2025年度の前半(第2回~第8回)では、テキスト分析などに関してWebベースのAPIを用いた課題を出す。
- 後半(第9回~第15回)では、3次元CGの基礎的な内容に関するプログラム作成の課題を出す。
- 成績評価方法および評価基準
- 授業への参加度と演習レポートの出来を総合して評価。
- 演習は前半(第2回~第8回)と後半(第9回~第15回)それぞれで2回ずつ計4回実施。
- 期末試験は行わない。
- 開発用ノートPCを各自用意することを推奨するが、演習課題は計算機教室の空き時間で実施しても良い。
- フリーのツールProcessingを用いて制作する課題を実施します。
- 今回の要点
- マルチメディアとは複数(マルチ)の種類(メディア)の情報をひとまとめにして扱うメディアのこと
- デジタル化できるものは全て ”メディア”として処理できる
- 五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)、その他(内臓感覚、平衡感覚、など)
- 物理量と感覚量は非線形の関係
- 人間は感覚に対して高度な認知処理をしている
- メディア信号のビットレートの節約のため、信号処理的、知覚的処理が行われる